BILSTEIN packageとは?


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●自分の乗っているSW20は俗に言う「III型」のG-Limitedですが、 「BILSTEIN package(ビルシュタインパッケージ)」と呼ばれるものです。

●BILSTEIN packageは正確には 「MR2誕生10周年記念特別仕様車G-Limited『ビルシュタインパッケージ』装着車」といいます(カタログより)。 読んで字のごとく、MR2誕生10周年を記念して1995年の1月から4月の期間にだけ販売された特別仕様車です。

●ベース車両はIII型のG-Limitedのみで、ターボ車はありません。 ベース車両のG-Limitedとはいくつかの相違点があります。

◎BILSTEIN社製ショックアブソーバー
BILSTEIN社製ダンパー ターボ車であるGTグレード (GT, GT-S) に採用されているBILSTEIN社製ショックアブソーバーを装着しています。 正確には、ショックアブソーバーASSYがGTグレード用のに置き換わっているため、 バネもGTグレード用のに置き換わっています。 通常は、 NA車であるGグレード (G-Limited, G) には「2段絞りバルブ付ショックアブソーバー」なるものが装着されます。

◎専用ボディーカラー/シルバーメタリック(199)
さまざまなカラーバリエーションのあるSW20ですが、 約10年のSW20の歴史においてシルバーメタリック(199)単色カラーリングはビルシュタインパッケージにしか設定されていません。 ブラック(202)も設定されているのでビルシュタインパッケージ全てがシルバーメタリックではありませんが、 シルバーメタリック単色のSW20はビルシュタインパッケージと思ってまず間違い無いでしょう。 なお、 IV型以降に設定された「ソニックシャドートーニング」(2CE)というツートンカラーは、 ボディ部分がシルバーメタリック(199)で、 サイドプロテクションモール、各ピラー、トップ、ドアミラーがブラックメタリック(205)となっています。 また、 トヨタテクノクラフトの車両開発部が作成したSW20のオープンカー「MR Spider」(MRスパイダー)の特別設定色が、 同じくシルバーメタリック(199)です。 こちらはサイドプロテクションモールがストロングブルーメタリック(8B6)で、 フロントウインド周囲とドアミラーはブラックです。 余談ですが、 中古車情報などで「銀」と表記されているSW20は必ずしもビルシュタインパッケージのことを指しているとは限りません。 1つは「ソニックシャドートーニング」(2CE)である場合です。 もう1つは「ブルーイッシュグレーアージェンタムマイカ」(187)である場合です。 ちなみにこの色、 I型ではSuper Editionと呼ばれる特別仕様車(詳細は知りません)に設定されて以降、 II型、III型でオプション設定のみ、という結構レアな色です (それを言ったら、SW20にはまだまだレアな色がたくさんありますよね)。

◎グレーフロントエンブレム
グレーのエンブレム 通常はシルバーのフロントエンブレム(トヨタマーク)ですが、 ビルシュタインパッケージではグレーになっています。 特にシルバーメタリックのボディにはグレーのエンブレムが良く似合います。

◎グレーアルミホイール
グレーのホイール II型〜IV型の純正アルミホイールと意匠(デザイン)は同じですが、 こちらもグレーになっています。 これもまたシルバーメタリックのボディに良く映えます。 他のホイールに替えてしまうのがもったいないくらいです。 ビルシュタインパッケージ専用のホイールですが、 まだしばらくはディーラー経由で入手可能とのことです。 多分部品共販経由でも入手可能でしょう。 ちなみに、 II型〜IV型の純正アルミホイールは意匠(デザイン)は同じでも、 IV型のは「切削光沢アルミホイール」なので表面が光っています。 自分はお遊び用と冬タイヤ用にIII型純正ホイールをYahoo!オークションで入手しました。 2枚の画像のうち、 ホイールとタイヤが大きく写っている画像はリアの10周年仕様(グレー)ホイールです。 もう一方のゼッケン84のSWのサイドビューの画像は、 フロントが10周年仕様のホイールで、 リアは通常のII、III型純正ホイールです。 光の加減で前後のホイールの色が違って見えるわけではなく、 本当に違うのです。

◎ハイグリップタイヤ
カタログによると、 ハイグリップタイヤ装着とのことです。 恐らくターボ車に設定されたブリヂストンのポテンザかと思われますが、 詳細は不明です。

◎MOMO社製ステアリングホイール
MOMO社製ステアリング ステアリングホイールはIII型ではオプションとなっているMOMO社製です。 当然本革巻きです。 写真には写っていませんが、 もともと中央部には着脱可能なカバーがかかっていました。 取り外した状態の方がとても格好いいので、 自分はカバーを外しています(その方がホーンボタンも押しやすくてよいのです)。 写真のステアリング上部に見える黄色い筋は練習用に貼ったビニールテープです。

◎MOMO社製シフトレバーノブ
MOMO社製シフトノブ シフトノブもステアリングと同様MOMO社製です。 こちらも本革巻きです。 III型では、 MOMO社製のステアリングとシフトノブとRECARO社製シートがセットオプションとなっていました。 せっかくなら、 ビルシュタインパッケージのシートもフルファブリックのスポーツシートではなく、 RECAROシートを設定して欲しかったです。

◎ステンレススカッフプレート
ステンレススカッフプレート ステンレススカッフプレートがGTグレードに装備されるようになったのはIV型からです。 ビルシュタインパッケージはIII型ベースなので、 ステンレススカッフプレートはまさに特別設定なのです。 ちなみに、 IV型以降もGグレードにはオプションですら設定されていません (が、GTグレード用のパーツを装着することは可能のようです)。

◎10th ANNIVERSARYステッカー
◎10th ANNIVERSARYキーホルダー
記念ステッカーと記念キーホルダーの存在は、 後から入手したビルシュタインパッケージのカタログを見てはじめて知りました。 自分は中古で購入したため、 これらのアクセサリーは付属していなかったようです。 残念。

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Last modified: Sat Mar 31 21:26:02 2001